臀部の痛みにお悩みではありませんか

✅お尻が重苦しくて夜によく眠れない。
✅前にかがむとお尻や太ももの後ろがつりそうになる。
✅階段を上がる時など体重がかかると特に痛む。
✅犬の散歩で歩いているとお尻や太ももの外側あたりにに違和感を感じる。
✅病院の痛み止めが手放せない。
✅病院や整骨院に通っているが痛みが取れない。
✅パソコン作業をしているとお尻の奥の方がズーンと重だるい。
とりあえず痛い場所だけをその場しのぎでマッサージしたり、痛み止め等で一時的に痛みをごまかしているという方も多いのではないでしょうか。
また腰が近い場所のため「腰痛」と思い込み、原因の異なる施術を受けてしまうことも少なくありません。
痛みが起きる背景には必ず原因があり、その原因を適切に見極めケアをしない限り、根本的な改善にはつながりません。実際には、筋肉や関節、姿勢などが関係していることもあるので、原因を明確にしてから改善を目指すことが重要と考えます。
臀部痛が起きてしまう原因

お尻のあたりに痛みを感じている方の中には「腰が痛いのかな?」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、臀部の痛みは筋肉や関節、神経のどこかに負担がかかっていることが多く見られます。例えば、いつも同じ方向に体重をかけて座っているイスがあるとします。片方ばかりに力がかかると椅子の脚の一本に負担がかかり、やがてグラついしまいます。
体も同じで、姿勢や動きの癖によって特定の筋肉や関節に負担が集中すると、その部分が悲鳴をあげるように痛みとしてサインを出します。
臀部痛がなかなか治らず慢性化する理由
臀部の痛みが長引くのは画像検査(レントゲン・MRI)では原因がはっきり写らないことが多いためです。また、一般的な動作テストだけでは、痛みの出どころを正確に特定しにくいという難しい面もあります。
こうしたことから、痛み止めや電気治療で一時的に楽になっても、根本的な原因が残っていると再発を繰り返してしまうことが少なくありません。
お尻の痛みを引き起こす主な4つの原因
1.股関節からの痛み
臀部痛の原因として特に多いのが股関節からくる痛みです。お尻だけではなく、脚の付け根の鼠径部にまで痛みが広がることがあります。
股関節のまわりの筋肉、特にお尻の奥の筋肉がこわばることで、その下を通る筋肉を圧迫したり、筋肉自体が引っ張られて痛みを起こすことが多く見られます。
2.腰椎(腰の背骨)からの痛み
腰の関節や椎間板のトラブルでも、臀部に痛みが出ることがあります。
背骨の関節が動きづらくなると腰やお尻の両方が痛み、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアではお尻から足にかけてシビレや痛みが出ることがあります。
電気のコードを踏んだり、強く引き伸ばすと電気が流れにくくなるように神経も圧迫されたり、引き伸ばされると正しく働けなくなるのです。
3.骨盤からの痛み
骨盤は左右の大きな骨(腸骨)の間に、小さな骨(仙骨)が挟まれて関節(仙腸関節)を作っています。
この関節まわりが硬くなったり、動きが悪くなると座ったり、立ち上がる動作のたびにズキッとした痛みを感じることがあります。
逆にこの関節は動きすぎる場合でも痛みが出ることがあります。本来わずかしか動かない関節なため不安定になると、その周囲の筋肉や靭帯が身体を支えようとして常に緊張してる状態になり、じっとしていても重だるさや鈍い痛みが出ることがあります。
画像検査では写りにくいため腰痛と混同されることも多い場所です。
4.お尻に筋肉からの痛み
長時間の座り姿勢や運動不足により、お尻にお筋肉(特に梨状筋・中殿筋など)が硬くなると血流が悪くなり痛みを引き起こします。
いわば硬くなったゴムを無理に引っ張ると切れそうになるようなもので、筋肉が柔軟性を失うと、ちょっとした動作でも負担がかかってしまうのです。
痛みを長引かせるバランスのくずれ
これらの原因はひとつだけとは限らず、複数が重なって起こることもあります。
多くの場合、筋肉や靭帯の働きのバランスが崩れていることが根本に考えられます。
筋肉や靭帯はそれぞれ働く方向や役割が決まっており、健康な状態ではそれがうまく連携して体を支えています。
しかし、姿勢の癖や筋力の低下、加齢やケガなどでバランスが崩れると、特定の部位に負担が集中し、やがて痛みや違和感となり現れてきます。
初めのうちは、「立ち上がる時だけ痛い」「歩くと少し違和感がある」程度でも、放っておくと安静にしてても痛みが出たり、夜間に眠れないくらい強くなることもあります。
また、「長く座っていられない」「立っていると痛い」「歩くとだるい」など日常生活にも支障が出てしまうこともあります。
臀部の痛みがやわらぐと、日常がもっと自由になります

臀部痛の改善には腰からなのか股関節からなのか骨盤からなのかお尻の筋肉からなのか見極めが難しく、腰痛と誤解してお門違いな治療を受けていることが少なくありません。
こういった臀部の痛みは一般的な整形外科のテストの他に原因を見つけるための丁寧な触診技術や動作分析、専門的な検査そして経験に基づく判断が重要と考えます。
臀部の原因は大きく4つあり、それぞれ判別方法や施術内容、体操などのアフターケアが異なります。
痛みの原因は必ずしも一か所とは限らないため、状態を確認しながら必要に応じて施術を組み合わせ、少しづつ改善を目指していきます。
痛みを一時的にやわらげるだけでは根本的な解決にはなりません。
自転車に例えるなら、パンクしたタイヤだけを直してもハンドルが曲がっていたら、うまく走れないように体も全体のバランスを整えなければ同じ不調をくり返します。

当院では再発予防に効果的なエクササイズや生活習慣のアドバイスも行っているため、「これまで何度も繰り返してきた痛みが気にならなくなった」という方も多くいらっしゃいます。
臀部の痛みが改善されることで、「散歩を再開した」「これまで諦めていた旅行や運動が楽しめた」などの喜びの声もたくさんいただいてます。
お尻の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。


