脊柱管狭窄症について

脊柱管狭窄症による腰痛・臀部痛や長い距離を歩くことにお悩みのあなたへ

足裏の感覚がおぼつかず、外出や階段が不安。

長時間歩くと足が痛みやしびれ、重たくなるなどの、歩行障害も出ている。

立っていたり長時間同じ姿勢でいると、腰やお尻が痛くしゃがみたくなる

腰痛と足のしびれがあり、病院でもらう痛み止めを手放せない

整骨院やマッサージ、ストレッチでも症状が良くならない

脊柱管狭窄症になると、腰痛に加えてお尻と太もも、ふくらはぎのしびれがでて、歩くと下肢が重くなり休みながらでないと歩けないことがあるなど日常生活に影響を及ぼすことがあります。

安静時でも運動時でも表れる脊柱管狭窄症の症状に、「仕方がない」と諦めてしまう方もいるでしょう。

しかし、症状を放置すると悪化するおそれがあるため、早めに専門家に相談し身体の状態を確認することが大切です。

脊柱管狭窄症はなぜ起こる?

脊柱管狭窄症とは、一般的には背骨の中の空洞が様々な原因で狭くなり(狭窄)中を通る神経が圧迫され、足腰にうずくような痛みやしびれが現れることがある状態です。

神経には血管が通っているので神経が圧迫されると血流も悪くなり酸素や栄養も届きにくくなります。その結果、しびれや冷え、足の感覚の違和感の他に、歩行時の間欠性跛行(休みながら細切れにしか歩けない) なども現れることがあります。

症状が進行すると排尿・排便障害や会陰部やお尻の灼熱感などが生じる場合があります。脊柱管狭窄症は高齢になるほど発症しやすいとされており、調査では70歳以上の2人に1人がなる可能性があるともいわれています。

脊柱管狭窄症は大きく3つに分けられ、靭帯が厚くなったり、背骨の変形などの変形性腰椎症によるものと、背骨同士が前後方向にズレてしまった腰椎すべり症によるものと、背骨が左右に曲がったりねじれたりした変性側弯によるものです。

「狭窄(背骨の中の空洞が狭くなる)すると、中を通っている神経が圧迫され、強いシビレで歩けきにくくなる」ということを書きました。

そこで病院では、狭くなった脊柱管(背骨の中の空洞)を広げるための狭窄症の手術を行う場合があります。

しかし、一般にあまり知られていないことですが、画像上で背骨に狭窄が認められても症状がなく普通に歩ける人もいるので必ずしも狭窄の程度と痛み・シビレの強さが一致するわけではありません。

手術後、「歩行距離は伸びたが、いまだにシビレは残る」と感じる方や、再び症状を訴える方もいると報告されています。

このように医療機関の一部や整形外科の先生の中にも、本や雑誌などで「脊柱管狭窄症の痛みやシビレは狭窄だけが原因ではない」と指摘する意見もあり、筋肉の緊張や姿勢のバランス、関節の意動きなど複数の要因が関係している可能性があると考えられています。つまり、脊柱管の狭窄が見られても、必ずしもそれだけが痛みやシビレの原因とは限らない場合があるのです。

【参考資料】Associations between radiographic lumbar spinal stenosis and clinical symptoms in the general population: the Wakayama Spine Study

また背骨の中でも腰の骨は肋骨や骨盤の様な骨格と直接つながっていないため支えが少なく不安定で負担もかかりやすい構造なため、筋肉が運動不足や姿勢の乱れなどで弱くなってしまうと正しい姿勢を保持できず腰への負担が増え不安定になることがあります。

このような場合、体幹筋を高めることにより腰椎(腰の骨)の安定性が増し腰への負担が軽減されるため、痛みやしびれの頻度が減ることにより歩行のしやすさの改善につながることもあります。

さらに、骨盤や背骨また股関節が脊柱管にかかる負担の要因となることもあり、つまりは身体のゆがみからくる場合もあります。

症状をやわらげるには体に負担をかけない姿勢や動かし方、身体に状態に合わせた施術方法や運動方法が大切になってくるのです。

当院は身体のゆがみと筋肉の緊張を整え、
脊柱管狭窄症による不調の緩和と再発予防

脊柱管狭窄症は手術を受けないと治らない病気と考えている人が多いようですが、手術後も症状の改善に個人差がある事が報告されています。

下肢のマヒや排尿排便障害また重度の間欠性跛行など重い症状の場合は手術になることもありますが神経の損傷が軽いうちであれば、足腰の痛みやしびれ、歩行時の不調を改善させることもあります。

中でも運動療法は腰痛、下肢痛の緩和に有効とされ、複数の研究でその効果が報告されており専門医の間でも注目されてきています。

そのことを知らないで安静にしすぎて、筋力や柔軟性を低下させてしまう場合もあります。

日常的に足腰の痛みやしびれに悩まされると家に閉じこもり体を動かさなくなるのですが、過度な安静は症状を長引かせる原因になることがあります。

足腰の筋力や柔軟性が次第になくなり身体機能どころか気力も落ちて生活の質が悪くなるおそれがあるのです。

運動不足で背骨まわりの筋肉や靭帯が硬くなってしまったままだと、腰や下肢の負担が増し体を起こしたり、歩いたりといった動作がつらくなることもあります。

また脊柱管狭窄症の方は腰を丸めると症状が和らぎ、反ると強くなることが多いのですが、それは背骨の中の靭帯のたわみにより脊柱管の広さが変わるためだと考えられ、腰を丸めると靭帯が伸ばされ薄くなり、反るとたわんで厚くなる。

脊柱管狭窄症は背骨の中が狭くなった状態なため、腰を反った姿勢が続くとたわんで厚くなった分、神経への圧迫が強くなり腰や下肢にしびれが出ることがあります。

脊柱管狭窄症の方は腰を反らす姿勢が癖になっていることが多く、こういった場合は自然なS字カーブの姿勢に保つことが大切です。

このような場合、腰を丸め背骨の腰の部分の反り癖を修正し神経の圧迫を緩めることが有効とされています。

身体のゆがみを整えて脊柱管狭窄症を改善しましょう

脊柱管狭窄症はもちろん全てではありませんが、体を柔軟にすれば改善がみられることもあります。

しかし、あなたは今までにYouTubeやテレビ、健康雑誌などで紹介されている、ストレッチや体操をやってみたけど思うような効果を感じられなかったという経験はありませんか。

下手をすると逆に痛みが強くなったり、症状が悪化してしまうこともあります。

何故なら、人間の体の仕組みは、考えている以上に複雑で、自己流で行う運動が体に合っていない場合があるためです。

例えば、脊柱管狭窄症は体を前かがみにすると楽ですが椎間板ヘルニアやすべり症の場合は後ろに反らすと楽になることがあります。これらはいずれも似たような症状が出るため自己判断では難しいこともあります。

よくある話ですが脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアが両方発症していたらどうでしょう、前と後ろどちらに反らせばいいか迷うのではないでしょうか。

雑誌やテレビの情報だけで自己流になってしまうと、一時的に良くなることもありますが悪化してしまうケースも少なくありません。

最近は特にネットなど情報が氾濫しているため、色々やってはみたけど結局どれも中途半端に終わりまったく効果を感じないどころか、かえって不調を長引かせては元も子もありません。

こういったことから当院では、脊柱管狭窄症に対し原因を見極めたうえで骨格や筋肉、靭帯を整える施術を行います。また、症状に合わせて筋肉や靭帯を柔軟にする運動方法や体操をアドバイスしています。

さらに腰の反り癖を改善するために普段からの姿勢や歩き方、自分で姿勢をコントロール出来るよう意識改革も大切ですのでサポートしています。

施術後には、筋肉の柔らかさや姿勢の変化を実感される方も多く、実際に施術をうけた患者さまからは「お尻の痛みや脚のしびれが軽くなった」「歩く距離が増えた」などの喜びの声もいただいています。

痛みやしびれのお悩みをひとりで抱える必要はありません。つらい症状の改善を目指すなら、宇都宮市のさとう流施術所まで、ぜひ一度ご相談ください。