膝の痛み

膝の痛みは、痛む場所や動作、年齢、これまでの経過などによって考えられる状態が異なります。また、膝そのものだけでなく、股関節や足首の動き、歩き方などが膝への負担に関係している場合もあります。

ここでは、膝の痛みについてよくある疑問にお答えします。

膝が痛くなる原因にはどのようなものがありますか?

膝の痛みにはさまざまな原因があり、痛みだけで一つに決めることはできません。

変形性膝関節症、半月板や靭帯の損傷、膝のお皿周辺の問題、腱や周囲組織の炎症などによって痛みが出る場合があります。

また、膝そのものに大きな問題がなくても、股関節や足首の動き、歩き方、体重のかかり方などによって膝への負担が増えていることもあります。

そのため、痛む場所だけで判断せず、どのような動作で痛むのか、腫れや動かしにくさがあるかなども含めて状態を確認することが大切です。

膝の痛む場所によって原因は違いますか?

はい。膝の内側・外側・前側・裏側など、痛む場所によって考えられる状態は異なります。

例えば、膝の内側に痛みが出る場合と、お皿の周辺や膝の裏側に痛みが出る場合では、負担がかかっている組織や身体の使い方が違うことがあります。

ただし、痛む場所だけで原因を決めることはできません。同じ場所が痛くても原因が異なることがあるため、痛む場所に加えて、歩行、階段、立ち上がり、しゃがむ動作など、どのようなときに痛むのかを確認することが重要です。

レントゲンで軟骨がすり減っていると言われました。それが痛みの原因ですか?

画像で確認できる変化は大切な情報ですが、それだけで現在の膝の痛みのすべてを説明できるとは限りません。

膝の痛みには、関節を包む組織や靭帯などの状態、関節の安定性、動かし方など、さまざまな要素が関係します。

そのため、レントゲンなどの検査結果だけではなく、実際にどのような動きで痛みが出るのか、膝がどの程度動くのか、歩くときにどのように体重がかかっているのかなども合わせて考えることが大切です。

膝が痛いのですが、歩いたり動かしたりしても大丈夫ですか?

状態によって異なるため、痛みを我慢して無理に歩いたり運動したりすることはおすすめできません。

軽い違和感なのか、歩くたびに強く痛むのか、腫れや熱感があるのか、転倒やスポーツなどをきっかけに急に痛くなったのかによって対応は変わります。

痛みが強い場合や、動かすほど症状が悪化する場合は無理をせず、まず状態を確認することが大切です。

膝が痛いのに、なぜ股関節や足首も確認するのですか?

歩くときの膝には、股関節や足首の動きも大きく関係するためです。

例えば足首が十分に動かなければ、歩いたときの負担を膝で受けやすくなることがあります。また、股関節の動きが悪いと、歩行時に膝へねじれるような負担が加わる場合があります。

さとう流施術所では、膝だけを見るのではなく、股関節や足首、骨盤、立ち方や歩き方なども確認し、膝にどのような負担がかかっているのかを考えながら施術を行います。

膝が痛いのに、日によって痛みが違うのはなぜですか?

膝にかかる負担は毎日同じではなく、活動量や身体の使い方によって変わるためです。

長く歩いた、階段を多く使った、しゃがむ動作を繰り返したなど、膝への負担が重なったあとに痛みが強くなることがあります。一方、長く座ったあとや朝の動き始めに痛みが出やすい人もいます。

痛みに波がある場合は、その日の痛みだけでなく、何をしたあとに痛くなったのか、どの動作で痛みが増えるのかを確認すると、膝に負担をかけている動作を見つける手掛かりになります。

膝を曲げ伸ばしすると音が鳴りますが、痛みと関係がありますか?

膝の音は、関節の中で気泡がはじけたり、腱や靭帯などの組織が骨の近くを動いたり、膝のお皿が太ももの骨の上を動いたりすることで鳴ることがあります。

また、軟骨がすり減って関節面に変化があると、膝を動かしたときにゴリゴリ、ギシギシとした音や感触が出ることもあります。

音が鳴るだけで痛みがなければ、必ずしも問題があるとは限りません。ただし、音と一緒に痛みや腫れ、引っかかり、曲げ伸ばしのしにくさがある場合は、関節や半月板などの状態を確認する必要があります。

体重が増えると膝は痛くなりやすいですか?

はい。体重の増加は膝にかかる負担を大きくするため、膝の痛みと関係する重要な要因です。

膝には、歩く、立ち上がる、階段を上り下りするといった日常動作のたびに大きな力がかかります。体重が増えると一歩ごとの負荷も増え、それを毎日繰り返すことで膝への負担が積み重なります。

特に膝の軟骨や半月板などに変化がある場合には、体重の増加が痛みを強める要因になることがあります。ただし、膝への負担には筋力や歩き方、股関節・足首の動きなども関係するため、体重だけでなく身体全体の使い方も合わせて考えることが大切です。

膝が痛いときに、サポーターを使ったほうがよいですか?

膝の痛みや不安定感があるときに、サポーターを使うことで動きやすくなることがあります。

サポーターには、膝を保温するもの、関節の動きを支えるもの、膝のお皿周辺を安定させるものなどがあり、目的によって種類が異なります。そのため、膝が痛いからといって、どのサポーターでもよいわけではありません。

また、サポーターは膝への負担を補助するもので、痛みの原因そのものを解決するものではありません。長期間頼り続けるのではなく、膝の状態や使用する場面に合わせて選ぶことが大切です。

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