痛みの原因と痛む場所の関係

痛みは、実際に痛んでいる場所そのものから出ているとは限りません。別の関節や筋肉、神経、身体の使い方などが関係して、離れた場所に痛みを感じることもあります。ここでは、痛む場所と原因の関係についてよくある疑問にお答えします。

痛い場所と原因になっている場所が違うことはありますか?

あります。痛む場所そのものに問題がある場合もあれば、別の場所の影響を受けて痛みが出ている場合もあります。

例えば、股関節が動きにくいために腰が必要以上に動いて負担が増えたり、筋肉や神経の影響によって離れた場所に痛みを感じたりすることがあります。

そのため、「ここが痛いから、ここだけが原因」とは決めつけず、痛む場所とその周囲の状態を合わせて考えることが大切です。

痛い場所とは別のところが原因になる場合、どのようなことが考えられますか?

大きく分けると、別の場所をかばって負担が集中している場合、筋肉から離れた場所に痛みが出ている場合、神経の影響で痛みを感じている場合などがあります。

例えば、足首や股関節が十分に動かないため膝や腰がその動きを補っていることがあります。また、硬くなった筋肉から離れた場所に関連痛が出たり、神経が刺激されることで、その神経に沿って痛みやしびれを感じたりすることもあります。

このように、痛む場所が同じでも、そこに痛みが出る仕組みは一つではありません。

痛む場所が日によって変わるのはなぜですか?

その日に行った動作や姿勢、身体の使い方などによって、負担がかかる場所が変わることがあるためです。

例えば、同じ腰や脚の症状でも、長く座った日はお尻に強く感じ、よく歩いた日は脚に強く感じるなど、症状の出方が変化することがあります。

そのため、痛む場所が変わったというだけで、まったく別の原因になったとは限りません。どのような姿勢や動作で、どこに症状が出るのかを見ることも大切な判断材料になります。

同じ場所が痛くても、人によって原因が違うことはありますか?

あります。同じ「腰が痛い」「膝が痛い」という症状でも、関係している部分は人によって異なります。

例えば膝の痛みでも、膝そのものに負担がかかっている場合だけでなく、股関節や足首が動きにくいために膝へ負担が集中していることもあります。

そのため、症状名や痛む場所だけで原因を決めるのではなく、その人の身体の状態や痛みが出る動作を確認する必要があります。

痛みの原因は、どのようにして確認するのですか?

一つの検査だけで決めるのではなく、問診や身体の動き、痛みの変化などを組み合わせて確認していきます。

どのような姿勢や動作で痛むのかを確認し、関節の動きや筋肉の状態なども見ていきます。さらに、身体の一部を動かしたり施術したりしたあとに、同じ動作で痛みや動きがどう変わるかを確認します。

さとう流施術所では、このように身体の反応を確かめながら、痛みに関係している部分を絞り込んでいきます。

レントゲンやMRIで異常がある場所が、必ず痛みの原因になるのですか?

必ずしも、画像で見つかった変化と現在の痛みが一致するとは限りません。

レントゲンやMRIは、骨や関節、椎間板など身体の状態を確認するうえで大切な検査です。一方で、画像上に異常があっても痛みを感じていない方もいるため、「異常が写っている場所=現在の痛みの原因」とは一概に言えません。

画像検査の結果も大切な情報として考えながら、実際にどの動作で痛むのか、身体の動きと症状がどのように関係しているのかを合わせて確認することが重要です。

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