足首後方の痛み

足首の後ろにはアキレス腱だけでなく、足指を動かす腱や足首を支える腱、脂肪体、関節などがあります。そのため、同じ「足首の後ろが痛い」でも、痛む場所や動作によって関係する部分が異なります。ここでは、足首後方の痛みについてよくある疑問にお答えします。

足首の後ろが痛いのですが、アキレス腱が悪いのでしょうか?

足首の後ろが痛いからといって、アキレス腱だけが関係しているとは限りません。

足首の後ろには、アキレス腱のほかにも複数の腱や脂肪体、関節などがあります。そのため、真後ろが痛むのか、内側や外側なのか、奥の方なのか、どの動きで痛むのかによって考えられる部分が変わります。

足首の後ろでも、痛む場所によって違いはありますか?

違いがあります。真後ろ、内くるぶし寄り、外くるぶし寄りでは、その場所を通る組織が異なります。

真後ろにはアキレス腱、内くるぶしの後ろには足指や足裏の動きに関係する腱、外くるぶしの後ろには足首を支える腱などが通っています。

そのため、「足首の後ろ」と一括りにせず、どの位置に痛みが出ているかを確認することが大切です。

つま先立ちをすると足首の後ろが痛むのはなぜですか?

つま先立ちでは、ふくらはぎの筋肉が強く働き、その力がアキレス腱を通してかかとへ伝わるためです。

この部分に負担がたまっていると、普通に立っているときには痛くなくても、つま先立ちや地面を蹴る動作で痛みが出ることがあります。

特に片足で立ったときや、何度か繰り返したときに痛みが強くなるかどうかも、状態を確認する手がかりになります。

足首を伸ばすと、後ろの奥が詰まるように痛むのはなぜですか?

足首を下へ大きく伸ばすと、足首の後ろ側が狭くなり、関節周辺の組織が挟まれるような状態になることがあります。

また、後方を通る腱の動きが関係して痛みが出ることもあります。

そのため、「後ろが痛い=アキレス腱が硬い」とは限らず、特に奥に詰まるような痛みでは、足首の関節の動きも確認することが重要です。

朝起きて歩き始めると、足首の後ろが痛むのはなぜですか?

寝ている間は足首をあまり動かさないため、朝は足首後方の筋肉や腱などがこわばりやすくなります。

そこへ起きてすぐ体重がかかることで、歩き始めの数歩に痛みが出ることがあります。

歩いているうちに楽になっても毎朝繰り返す場合は、足首後方への負担が続いていることも考えられます。

足首の後ろが痛いときは、ストレッチをした方がよいですか?

ふくらはぎの硬さが関係している場合は、軽いストレッチが役立つことがあります。ただし、足首後方の痛みすべてに適しているわけではありません。

ふくらはぎが伸びる感じなら無理のない範囲で行いますが、足首の奥に詰まりや痛みが出る場合は、強く曲げたり伸ばしたりしない方がよいでしょう。

「硬いから伸ばす」ではなく、どこに痛みが出るかを確認しながら行うことが大切です。

足首後方の痛みにはどのような施術をしますか?

痛む場所や動きを確認し、足首の関節や周囲の筋肉・腱など、負担がかかっている部分に合わせて施術します。

足首の後ろにはアキレス腱だけでなく複数の腱や脂肪体などがあるため、痛む部分だけを一律にほぐすのではなく、足首の動きを整えながら後方にかかる負担を減らしていきます。

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