歩いているときはそれほど気にならないのに、車へ乗るときや降りるときだけ股関節が痛むことがあります。また、足の付け根が詰まる、脚を車内へ入れにくいなど、乗り降り特有の症状が出ることもあります。ここでは、車の乗り降りで股関節が痛む方が実際に疑問に感じやすいことにお答えします。
- 歩くときは平気なのに、車の乗り降りだけ股関節が痛むことはありますか?
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あります。歩くときと車の乗り降りでは、股関節の動かし方が違うためです。
歩行では脚を前後へ動かすことが中心ですが、車では股関節を曲げた状態で太ももを持ち上げ、さらに脚を横へ動かしながら身体の向きも変えます。
そのため、歩くときには問題にならない程度の動かしにくさでも、車の乗り降りでは痛みや詰まりとして現れることがあります。
- 車から降りるとき、脚を外へ出すところでは平気なのに、立とうとすると股関節が痛むのはなぜですか?
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この場合は、脚を動かすことよりも、股関節へ体重をかけたときに痛みが出ていると考えられます。
車から降りるときは、脚を外へ出したあと、股関節を伸ばしながら身体を持ち上げます。この瞬間には股関節へ体重がかかるため、座ったまま脚を動かすときには平気でも、立ち上がるところで痛むことがあります。
脚を出すときに痛むのか、立つ瞬間に痛むのかによって、負担がかかっている動きも違ってきます。
- 車に乗るとき、足の付け根が詰まるように痛むのはなぜですか?
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車へ脚を入れるときは、股関節を曲げたまま脚の向きを変えるため、足の付け根に詰まりを感じることがあります。
股関節は単純に曲げ伸ばしするだけでなく、関節の中でわずかに滑ったり回ったりしながら動いています。その動きがうまく出ていないと、深く曲げながら脚の向きを変えたときに、足の付け根へ痛みや詰まりを感じやすくなります。
そのため、足の付け根が詰まるからといって、筋肉が硬いだけとは限りません。
- 車から降りた直後は股関節が痛いのに、少し歩くと楽になるのはなぜですか?
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座っている間は股関節を曲げた状態が続き、降りると急に股関節を伸ばして体重をかけるためです。
特に長く車に乗ったあとでは、最初の立ち上がりや数歩だけ動きにくく、歩いているうちに股関節や骨盤の動きが出て痛みが軽くなることがあります。
反対に、歩くほど痛みが強くなる場合は同じ見方にはならないため、「最初だけ痛い」のか「歩くほど痛い」のかも大切な違いです。
- 車の乗り降りで痛むようになったのは、変形性股関節症の始まりですか?
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車の乗り降りで痛むというだけで、変形性股関節症とは判断できません。
股関節の動きにくさ、関節周囲の筋肉や腱への負担、骨盤や腰との動きのバランスなどでも、乗り降りのときに痛みは出ます。また、レントゲンで変形が見つかったとしても、変形の程度と痛みの強さがそのまま一致するわけではありません。
「乗り降りで痛い=股関節が変形している」と決めつけず、どこが痛むのか、どの動きで痛むのか、歩行などほかの動作でも症状が出るのかを合わせて考える必要があります。
- 車の乗り降りで股関節が痛むのは、年齢のせいですか?
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年齢だけで決まるものではありません。
年齢とともに関節や筋肉の状態が変化することはありますが、同じ年代でも車の乗り降りで痛む人と痛まない人がいます。股関節がどこまで動くのか、骨盤や腰が一緒に動けているのか、左右どちらかへ負担が偏っていないかなども関係します。
年齢だから仕方がないと考えるより、乗るときと降りるときのどの動作で痛みが出ているのかを確認することが大切です。
- 車の乗り降りで股関節が痛いとき、ストレッチをした方がよいですか?
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痛みが出ているときに、無理に股関節を伸ばす必要はありません。
特に、車へ脚を入れるときに足の付け根が詰まるように痛む方が、膝を強く胸へ引き寄せたり、股関節を大きく開いたりすると、同じ痛みを繰り返すことがあります。
ストレッチをして気持ちよく伸びる程度であれば構いませんが、足の付け根に痛みや詰まりが出る動きは無理に続けないでください。痛みを我慢して伸ばした方が早く良くなるというものではありません。


