歩くと痛む膝

歩くと膝が痛む場合、痛みが出るタイミングや歩ける距離は人によって違います。また、「痛くても歩いた方がよいのか」「歩くことで悪くならないか」と心配される方も少なくありません。

ここでは、歩くと痛む膝についてよくある疑問にお答えします。

なぜ歩くと膝が痛くなるのですか?

歩くときは、一歩ごとに膝で体重を受け止めながら、曲げ伸ばしを繰り返すためです。

膝がスムーズに曲がったり伸びたりしない、脚にねじれがある、体重が片側に偏るなどがあると、歩くたびに膝の一部分へ負担が集中します。

立っているだけではそれほど痛くなくても、歩くと痛むのは、体重を受け止めながら膝を何度も動かすことで、その負担が繰り返されるためです。

膝が痛くても、歩いた方がよいのでしょうか?

痛みを我慢して歩く必要はありませんが、膝が痛いからといって、まったく歩かない方がよいわけでもありません。

歩かなくなると脚の筋力が落ち、膝も動かしにくくなるため、かえって歩くことがつらくなることがあります。

大切なのは、歩いたあとに痛みが強く残らない範囲にすることです。歩くほど痛みが増す、足を引きずる、翌日まで強く残る場合は、距離や時間を減らした方がよいでしょう。

最初は痛くないのに、しばらく歩くと膝が痛くなるのはなぜですか?

一歩ごとの負担は小さくても、それが何百回と繰り返されることで膝への負担が積み重なるためです。

例えば、膝が十分に伸びないまま歩いていたり、歩くたびに脚がねじれたりしていると、同じ部分に繰り返し力がかかります。

そのため、最初の数分は平気でも、一定の時間や距離を超えると痛みが出てくることがあります。

歩き始めは痛いのに、少し歩くと楽になるのはなぜですか?

座っていたあとなどは膝や周りの筋肉がこわばっているため、最初の数歩で痛みが出ることがあります。

歩き始めると膝の曲げ伸ばしが繰り返され、関節や筋肉が動きやすくなってくるため、徐々に痛みが軽くなることがあります。

特に、長く座ったあとや朝の歩き始めに痛みが出やすい方では、このような症状がみられます。

以前より歩ける距離が短くなってきました。膝が悪くなっているのでしょうか?

歩ける距離が短くなっている場合は、以前より膝に負担がかかりやすくなっている可能性はあります。ただし、それだけで膝の変形などが進んだとは判断できません。

膝の腫れや動きの悪さ、脚の筋力低下、痛みをかばった歩き方などでも、歩ける距離は短くなります。

以前は30分歩けたのに現在は10分ほどで痛むなど、はっきり変化している場合は、痛みだけでなく膝の動きや歩き方も確認することが大切です。

膝が痛いときも、散歩やウォーキングを続けてよいですか?

痛みの程度に合わせて、時間や距離を調整すれば続けられる場合があります。

例えば、30分歩くと途中から痛みが強くなるのであれば、無理に30分続けるのではなく、痛みが強くなる前に切り上げます。

「毎日何分歩かなければならない」と決めるより、歩いている最中だけでなく、歩いたあとや翌日に痛みが増えていないかを見ながら調整する方が安全です。

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