足根管症候群は、内くるぶしの後ろを通る神経が圧迫され、足裏や足指に痛みやしびれが生じる状態です。立ったり歩いたりすると症状が強くなることもあります。ここでは、足根管症候群についてよくある疑問にお答えします。
- 足根管症候群とは、足首のどこに問題が起きる病気ですか?
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内くるぶしの後ろにある足根管という狭い通り道で、神経が圧迫される病気です。
足根管には、足裏へ向かう神経のほか、腱や血管が通っています。周囲は骨と丈夫な組織に囲まれているため、内部が腫れたり、神経の周りに余分な圧力がかかったりすると、神経が圧迫されやすくなります。
神経が圧迫されると、足裏や足指にしびれ、ピリピリした痛み、焼けるような感覚などが現れます。
- 足首の問題なのに、なぜ足裏や足指がしびれるのですか?
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内くるぶしの後ろを通る神経が、足裏や足指の感覚を脳へ伝えているためです。
この神経は足首を通過した後、いくつかに枝分かれして足裏や足指へ伸びています。
そのため、足首の部分で神経が圧迫されても、実際にしびれを感じるのは足裏や指先になることがあります。
また、神経のどの部分が影響を受けているかによって、土踏まず側だけ、小指側だけ、かかと周辺など、症状が出る範囲も変わります。
- 立ったり歩いたりすると、足裏のしびれが強くなるのはなぜですか?
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体重がかかることで足の形や足首周囲の組織の位置が変わり、神経への圧迫や引っ張る力が増えることがあるためです。
立って体重をかけると、足のアーチは少し沈み、足首の内側にある組織にも力が加わります。
特に足が内側へ大きく傾く場合は、足根管を通る神経が引っ張られやすくなることがあります。
長く立ったり歩いたりするとしびれが増え、座って足を休めると軽くなる場合は、体重がかかったときの神経への負担が関係している可能性があります。
- 夜、横になっていても足裏がジンジンすることはありますか?
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あります。足根管で神経が圧迫されていると、歩いていないときでも、足裏にしびれやジンジンした痛みが残ることがあります。
神経は圧迫や刺激を受け続けると、実際には足裏に何も触れていなくても、しびれや痛みの信号を出すことがあります。
そのため、昼間は歩いたときだけ症状が出ていた方でも、神経への刺激が続くと、夜間や安静時にも症状を感じることがあります。
- 昔の足首の捻挫が、今の足裏のしびれに関係することはありますか?
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関係することがあります。特に足首の内側を傷めた捻挫では、神経の通り道に影響が残る場合があるためです。
捻挫によって内くるぶし周辺の組織が傷つき、腫れや傷あとによる組織の硬さが残ると、足根管を通る神経が圧迫されたり、周囲の組織との滑りが悪くなったりすることがあります。
ただし、昔捻挫をした方すべてに起こるわけではありません。捻挫した場所と、現在しびれが出ている範囲が関係しているかによって、考えられる原因は異なります。
- 足首の内側に腫れやしこりがある場合も、足根管症候群になりますか?
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はい。足根管はもともと狭いため、その周囲に腫れやしこりができると、内部を通る神経が圧迫されることがあります。
例えば、関節の近くにできるガングリオンという袋状のしこりや、腱の周囲の炎症による腫れなどが原因になることがあります。
内くるぶしの後ろに腫れがあり、同時に足裏のしびれが出ている場合は、神経が圧迫されている可能性があります。
しこりを強く揉んだり押しつぶそうとしたりせず、医療機関で原因を調べてもらってください。
- 足根管症候群のとき、足首のストレッチやマッサージはしてもよいですか?
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足首を軽く動かす程度なら問題になりにくいですが、しびれが強くなる方向へ無理に伸ばしたり、内くるぶしの後ろを強く押したりすることは避けてください。
足首を上へ曲げながら足裏を外側へ向ける動きでは、足根管を通る神経が引っ張られ、しびれが強くなることがあります。
また、内くるぶしの後ろを押したときに足裏へ電気が走るような感覚が出る場合は、神経を直接刺激している可能性があります。
しびれを取ろうとして強く伸ばしたり揉んだりするより、症状が出る動きを減らし、神経への刺激を抑える方がよいでしょう。
- 足根管症候群は、手術しなければ治らないのですか?
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いいえ。足根管症候群は、必ず手術が必要になる病気ではありません。
足の傾きや使い方によって神経に負担がかかっている場合は、靴やインソールによる足の支え方の調整、負担のかかる動作の見直しなどで症状が軽くなることがあります。
一方、足首の内側にできたしこりや腫れが神経を強く圧迫している場合や、手術以外の治療を続けても症状が改善しない場合には、神経への圧迫を取り除く手術が検討されることがあります。
足指に力が入りにくい、足裏の感覚が明らかに鈍くなっている場合は、神経の働きが低下している可能性があるため、早めに医療機関で診てもらってください。


