デスクワークと肩こり

デスクワークでは、長時間座っていることだけでなく、画面を見る、キーボードを打つ、マウスを操作するなど、同じ姿勢や動作を続けることで肩に負担がかかることがあります。ここでは、仕事中の肩こりについてよくある疑問にお答えします。

パソコン作業で、あまり身体を動かしていないのに肩が疲れるのはなぜですか?

身体を動かしていなくても、頭や腕を同じ位置に保つために首や肩の筋肉は働いているからです。

例えば、画面を見るために頭を少し前へ出した状態や、キーボードに手を置いて腕を前へ出した状態では、その位置を保つために筋肉が力を出し続けます。

重い物を持つような大きな力ではなくても、同じ状態が長く続くことで肩が重い、張る、だるいと感じることがあります。

休日は楽なのに、仕事をすると肩がこるのはなぜですか?

仕事中に繰り返している姿勢や身体の使い方が、肩こりに関係している可能性があります。

休日は立つ、歩く、横になるなど姿勢が自然に変わりますが、デスクワークでは数時間にわたって同じ場所で同じ作業を続けます。

休日になると楽になり、仕事を再開するとまた肩がこる場合は、単に肩が硬いだけではなく、仕事中の座り方や腕の使い方なども確認する必要があります。

マウスを使う側の肩ばかりこるのはなぜですか?

マウスを使う側は、腕を一定の位置に保ったまま細かな操作を繰り返すため、反対側とは肩の使い方が違います。

特にマウスが身体から離れていると、腕を少し前や横へ出した状態を肩で支え続けることになります。

マウスを身体の近くへ寄せてみて肩が楽になる場合は、腕を伸ばしたまま使っていたことが肩への負担の一つになっていた可能性があります。

仕事中、気づくと肩をすくめているのはなぜですか?

キーボードやマウスの位置に手を合わせようとして、肩まで持ち上げていることがあります。

また、作業に集中していると身体に力が入り、本人が気づかないまま肩を上げた状態を続けていることもあります。

一度手を止めて腕を身体の横へ下ろしたときに肩までストンと下がるようなら、作業中に肩へ余計な力が入っていたことに気づけます。

忙しくて休憩できない場合、仕事中にできることはありますか?

まとまった休憩が取れなくても、同じ姿勢をいったん崩すだけでも違います。

電話を取る、書類を見る、飲み物を取るなどのタイミングで、腕を下ろす、肩の力を抜く、背中を伸ばすなど、短い時間でも身体の位置を変えます。

長い休憩を取ることだけを考えるより、何時間も同じ姿勢を続けない工夫を仕事の中に入れる方が現実的です。

肩がこったとき、仕事中に肩を回すのは効果がありますか?

同じ姿勢が続いたことで肩や肩甲骨をほとんど動かしていない場合は、動かすことで楽になることがあります。

このとき、肩先だけを小さく回すのではなく、腕を下ろして肩の力を抜き、肩甲骨も一緒に動くように前後へゆっくり大きく回してみます。

デスクワークでは肩甲骨を動かす機会が少なくなりやすいため、仕事の合間に動かすことは、同じ場所を長時間動かさない状態からいったん抜ける方法の一つになります。

ただし、回したときに肩に痛みが出る場合は、無理に大きく動かす必要はありません。

デスクワークをすると毎日肩がこるのは、仕事をしている以上仕方ないのでしょうか?

デスクワークをしているから、毎日肩がこるのは仕方がないとは限りません。

同じ仕事をしていても肩こりの強さには差があります。首や肩甲骨が動きにくい、腕を前へ出したまま使う、肩に力を入れて作業するなど、その人の身体の状態や使い方によって肩への負担は変わります。

毎日同じように肩がこる場合は、仕事そのものだけを原因にせず、仕事中に自分の身体がどのような状態になっているのかを見ることが大切です。

肩を揉んで楽になっても、仕事を始めるとまたこるのはなぜですか?

肩の筋肉が一時的に楽になっても、仕事を始めると以前と同じ負担が肩へかかるためです。

例えば、腕を前へ伸ばしてマウスを使う、肩をすくめる、頭を前へ出したまま画面を見るといった使い方が変わらなければ、再び同じ場所へ負担がかかります。

揉んでも仕事をするとすぐ戻る場合は、肩の硬さだけでなく、肩をこらせている仕事中の身体の使い方まで確認する必要があります。

机に肘や腕を置くと肩こりが少し楽になるのはなぜですか?

腕の重さを机で支えられるため、肩が腕を支え続ける負担が減るからです。

デスクワークでは、手をキーボードやマウスの位置に保つために、肩周辺の筋肉も腕を支えています。肘や前腕を無理のない位置で支えると、その負担を減らせることがあります。

ただし、肘をつくために身体を大きく傾けたり、肩をすくめたりしてしまうと別の負担がかかります。肩に力を入れず腕を支えられる位置になっていることが大切です。

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