股関節まわりの痛みは、立ち上がる・歩く・座るといった日常動作に深く関わるため、生活の質に大きく影響します。
多くは股関節部に体重のかかり方や姿勢のクセなどが影響し、筋肉や靭帯に負担がかかることが原因とされています。
一方で、事故やケガなど外からの衝撃によって起こるもの、また日常の動作や筋力の低下など内的な要因による場合もあります。
股関節痛は急に痛みが出るというよりも、少しずつ時間をかけて症状が強くなるケースが多いのが特徴です。
日本では中高年層を中心に、特に女性で発症が多く、40歳以上の女性の約4人に1人が股関節痛を経験していると報告されています。
股関節のどこが痛むのか
股関節前面の痛み
股関節前面の痛みは、足の付け根の前や奥がズキッと痛んだり、動かすと詰まる感じが出る状態です。
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう:股関節の形や性質が変わること)が背景にある場合もありますが、骨だけでなく、関節の位置のわずかな偏りや、前側で踏ん張り続ける体の使い方が関係することが多くあります。
歩くときに股関節が後ろへ伸びにくい、立ち上がりで前に力が集中するなどが続くと、前側に負担が集まりやすくなります。
痛い場所だけでなく、動き方や支え方を見直すことが改善のポイントになります。

股関節外側の痛み
股関節外側の痛みは、外側の筋肉や骨そのものが悪いというより、立つ・歩く・片脚に体重が乗るときに、体の重さのかかり方が偏り、外側に押しつけられる力が続くことで起こることが多い状態です。
特に長く立つ、横向きで寝る、歩き続けるとつらくなりやすく、画像検査では異常が見つかりにくいこともあります。
体重のかけ方や動き方を整え、外側に負担が集まらない状態を作ることが改善のポイントになります。



