肘の内側には、手首や指を動かす筋肉の付け根や神経などがあります。そのため、痛む場所は同じでも、物を握ると痛い、手首を動かすと痛い、しびれを伴うなど症状の出方によって関係している部分が異なります。
- 肘の内側が痛む場合、何が考えられますか?
-
肘の内側には、手首を曲げたり物を握ったりするときに働く筋肉の腱が付いているため、仕事・家事・スポーツなどで繰り返し負担がかかると痛みが出ることがあります。
代表的なものにゴルフ肘がありますが、それだけではありません。肘の関節や靱帯、肘の内側を通る神経などが関係することもあるため、どの動作で痛むのか、しびれを伴っていないかなどを分けて考えることが大切です。
- 物を握ったり手首を動かしたりすると、肘の内側が痛むのはなぜですか?
-
手首や指を動かす筋肉の一部が、肘の内側につながっているからです。
例えば、物を強く握る、手首を曲げる、雑巾を絞るといった動作では、前腕の筋肉が強く働き、その力が腱を通して肘の内側の付け根にも伝わります。
そのため、肘をほとんど動かしていなくても、手や手首を使ったときに肘の内側が痛むことがあります。
- 肘の内側が痛ければゴルフ肘ですか?
-
肘の内側が痛むからといって、すべてがゴルフ肘とは限りません。
ゴルフ肘では、手首を曲げる、物を握る、腕をひねるといった動作で肘の内側に痛みが出やすくなります。
一方、小指や薬指のしびれを伴う場合は神経、投球など特定の動作で痛む場合は靱帯など、別の部分が関係していることもあります。
痛む場所だけではなく、何をすると痛むのか、痛み以外の症状があるのかを確認することが重要です。
- 肘の内側の痛みと、小指や薬指のしびれは関係がありますか?
-
関係していることがあります。肘の内側には、小指と薬指側につながる尺骨神経という神経が通っています。
この神経に圧迫や引っ張られる負担が加わると、肘の内側の違和感だけでなく、小指や薬指にしびれが出ることがあります。
特に、長時間肘を曲げているとしびれる、机に肘をつくと小指側まで響くという場合は、筋肉や腱の痛みだけではなく神経の状態も確認する必要があります。
- 肘の内側が痛いのに、手首や肩まで確認するのはなぜですか?
-
肘は、肩から手首まで続く腕の途中にあるため、肘だけで動いているわけではないからです。
例えば、手首や肩の動きが悪い状態で物を持つ、ひねる、投げるといった動作を繰り返すと、本来ほかの部分で分担するはずの負担が肘に集中することがあります。
そのため、痛む肘だけでなく、手首・前腕・肩などの動きも確認することで、なぜ肘の内側に負担が集まっているのかを考えていきます。
- 肘の内側の痛みは放っておいても大丈夫ですか?
-
一時的な使いすぎによる軽い痛みであれば、負担を減らすことで落ち着くこともあります。
ただし、物を握る、手首を動かす、腕をひねるなど、同じ動作をするたびに痛む状態で使い続けていると、肘の内側への負担が繰り返され、長引くことがあります。
また、小指や薬指のしびれ、握りにくさなどが一緒に出ている場合は、単なる使いすぎとは限りません。痛みだけなのか、しびれなども伴っているのかを分けて考えることが大切です。


