筋肉・筋膜への施術

筋肉や筋膜は、身体を動かしたり姿勢を保ったりするときに重要な役割をしています。当院では、痛みのある場所だけでなく、筋肉や筋膜の状態、身体を動かしたときの変化などを確認しながら施術を行います。ここでは、筋肉・筋膜への施術についてよくある疑問にお答えします。

筋肉や筋膜には、実際にどのような施術をするのですか?

筋肉の硬さだけを見るのではなく、筋肉同士や筋膜の層が動いたときに、どこで滑りが悪くなっているかを確認して施術します。

当院では筋・筋膜グライディング療法などを用い、皮膚や筋肉を強く押し込むのではなく、組織を動かしたときの抵抗や引っかかりを確認しながら、その方向に合わせて少しずつ動かします。

目的は、硬い筋肉をただ柔らかくすることではなく、筋肉と筋膜が互いに滑りながら動ける状態に近づけることです。

筋膜とは何ですか?筋肉とは何が違うのですか?

筋肉は縮んだり伸びたりして身体を動かす組織で、筋膜はその筋肉を包みながら、周囲の筋肉や骨、神経、血管などとつないでいる膜状の組織です。

筋膜にはいくつもの層があり、身体を動かすときには、その層同士がずれたり滑ったりしながら動きます。

そのため、筋肉そのものに大きな硬さがなくても、筋膜の滑りが悪ければ、動かしたときに張りや引っかかりを感じることがあります。

筋膜の滑りが悪くなると、身体にはどのような影響が出るのですか?

筋膜の滑りが悪くなると、筋肉が動くたびに周囲の組織が引っ張られやすくなり、動かしにくさや張り、痛みにつながることがあります。

例えば、筋肉が伸びるときに筋膜も一緒に滑る必要がありますが、その動きが悪いと、筋肉だけが無理に伸ばされたり、別の筋肉がその動きを補ったりします。

その結果、同じ動作をしていても一部の筋肉ばかりに負担がかかる状態になりやすくなります。

筋肉が硬くなっているところを強く揉めば、やわらかくなるのではないですか?

一時的に柔らかく感じることはありますが、硬くなった理由が残っていれば、また同じ場所が硬くなることがあります。

例えば、別の関節が動きにくいためにその筋肉が働き続けている場合や、筋膜の滑りが悪いために筋肉が引っ張られている場合は、硬い部分だけを揉んでも負担のかかり方は変わりません。

そのため当院では、硬い筋肉だけを強く揉むのではなく、なぜその筋肉に負担が集まっているのかも確認します。

筋膜リリースのように、筋膜を強く押したりはがしたりする施術ですか?

強い力で筋膜を押しつぶしたり、無理にはがしたりする施術ではありません。

筋膜は何枚も重なった組織で、それぞれの層が滑り合いながら動いています。当院では、その層同士の動きが悪い部分を確認し、筋膜が動きやすい方向へ少しずつ刺激を加えます。

強く押すこと自体を目的にするのではなく、筋膜の滑りを取り戻しやすくすることを重視しています。

筋肉や筋膜への施術は痛くありませんか?

強い痛みを我慢して受ける施術ではありません。

筋肉や筋膜に強い刺激を加えると、身体が防御的に力を入れてしまい、かえって動きが悪くなることがあります。そのため、痛みが強く出るような刺激は避け、身体の反応を確認しながら行います。

刺激の強さは、強ければ強いほどよいという考え方ではありません。

肩や腰が痛いのに、痛くない場所の筋肉や筋膜まで施術するのはなぜですか?

痛い場所が、別の場所の動きをかばって負担を受けていることがあるためです。

例えば、股関節が動きにくければ腰の筋肉が余計に働き、肩甲骨まわりが動きにくければ首や肩の筋肉が動きを補うことがあります。

そのため、痛い場所だけを緩めるのではなく、その筋肉がなぜ働きすぎているのか、どこが十分に動いていないのかまで確認して施術します。

筋肉をほぐしても、しばらくするとまた硬くなるのはなぜですか?

その筋肉が硬くなる原因が、筋肉そのもの以外に残っていることがあるためです。

関節の動きにくさや筋膜の滑りの悪さ、身体の使い方の偏りがあると、同じ筋肉に繰り返し負担がかかります。

そのため、筋肉だけを一時的に緩めても、同じ使い方を続ければ再び硬くなりやすくなります。当院では、硬くなった筋肉だけでなく、繰り返し負担がかかる理由も含めて確認します。

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