骨盤の前傾・後傾

骨盤は、立つ・座る・歩くといった動作の中で前後に動いています。そのため、前や後ろに傾いていること自体が問題なのではなく、傾いた姿勢が習慣になり、腰や背中、股関節などに負担が偏っていないかを見ることが大切です。ここでは、骨盤の前傾・後傾についてよくある疑問にお答えします。

骨盤が前傾・後傾しているとは、どういう状態ですか?

骨盤を横から見たときに、前へ傾いている状態を前傾、後ろへ傾いている状態を後傾といいます。

骨盤が前へ傾くと腰の反りが強くなりやすく、反対に後ろへ傾くと腰のカーブが少なくなり、背中が丸くなりやすくなります。

ただし、実際の姿勢はそれほど単純ではなく、背中は丸いのに腰は反っているなど、いくつかの特徴が組み合わさっていることもあります。

骨盤はなぜ前や後ろに傾くのですか?

立ち方や座り方、仕事中の姿勢など、毎日の身体の使い方が大きく関係します。

例えば、腰を反らせて立つことが多い人は骨盤が前へ傾きやすく、椅子に浅く座って背中を丸めることが多い人は骨盤が後ろへ倒れやすくなります。

さらに、お腹や背中、お尻、股関節まわりの筋肉の硬さや働き方によっても骨盤の位置は変わるため、骨盤だけが勝手に傾いているわけではありません。

骨盤の傾きと反り腰や猫背は関係しますか?

関係しますが、「前傾なら必ず反り腰、後傾なら必ず猫背」と単純に決まるわけではありません。

骨盤が前へ傾くと、その上にある腰は前へ反りやすくなります。反対に骨盤が後ろへ傾くと、腰のカーブが少なくなり、背中も丸くなりやすくなります。

一方で、背中は丸いのに腰だけ強く反っている人もいます。そのため、骨盤だけを見るのではなく、腰・背中・頭まで含めて姿勢全体を確認することが大切です。

骨盤の前傾・後傾は腰痛と関係がありますか?

骨盤が傾いた姿勢が続くことで、腰への負担が偏ることがあります。

前傾が強く腰を反らせた状態が続けば、腰の後ろ側の関節や筋肉に負担がかかりやすくなります。反対に後傾して腰が丸まった状態が続けば、背中や腰の筋肉が引き伸ばされたままになり、腰に負担がたまりやすくなります。

ただし、腰痛は骨盤の傾きだけで起こるものではありません。腰そのものの状態や股関節、筋肉、日常動作なども含めて考える必要があります。

骨盤が前傾・後傾しているか、自分で分かりますか?

見た目だけで正確に判断するのは難しいことがあります。

「腰が反っているから前傾」「背中が丸いから後傾」と思っても、実際には背中が丸いのに腰は反っているなど、複数の姿勢の特徴が重なっていることがあるためです。

鏡で立ち姿を見るだけではなく、座ったときや歩いたときに骨盤がどう動くのか、腰や股関節がどのように動いているのかまで確認すると、身体の状態をより判断しやすくなります。

骨盤はまっすぐ立てておけばよいのでしょうか?

ずっと同じ位置に固定しておけばよいわけではありません。

骨盤は、立つ・座る・歩く・前かがみになるなど、身体の動きに合わせて前後に動く部分です。無理に骨盤を立て続けようとすると、お腹や背中に力が入りすぎたり、かえって腰を反らせたりすることがあります。

大切なのは一つの形に固定することではなく、必要に応じて骨盤が動き、無理なく身体を支えられる状態です。

骨盤の前傾・後傾には、どのような施術をしますか?

骨盤だけを前や後ろへ動かして整えるのではなく、骨盤の傾きに関係している部分を確認して施術します。

骨盤の位置には、腰や背骨だけでなく、お腹・背中・お尻などの筋肉、股関節の動き、立ち方や座り方なども関係します。

さとう流施術所では、姿勢や骨盤の状態だけでなく、筋肉や関節の動きなども確認し、身体のどこが動きにくく、どこに負担が偏っているのかを見ながら施術内容を考えます。

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