夜間の肩の痛み

昼間はそれほど気にならないのに、寝ると肩が痛む、夜中に痛みで目が覚めるということがあります。ここでは、夜に起こる肩の痛みについてよくある疑問にお答えします。

昼間より夜になると肩が痛み、目が覚めるのはなぜですか?

肩に炎症があると、腕を動かしていなくても、寝ている姿勢や腕の重みなどのわずかな刺激で痛みが出ることがあります。

また、寝ている間は同じ姿勢が続きやすいため、肩の一部分に負担がかかった状態が長く続くことがあります。

そのため、昼間はそれほど気にならなくても、寝てから肩がズキズキしたり、痛みで目が覚めたりすることがあります。

痛い肩を下にして寝ると、痛みが強くなるのはなぜですか?

痛い肩を下にすると、肩関節やその周囲の筋肉・腱などに体重がかかり、圧迫されるためです。

特に肩の中に炎症がある時期は、普段なら気にならない程度の圧迫でも痛みを感じやすくなります。

横向きで寝たときだけ痛みが強くなる場合は、寝ている間に肩へ直接かかる圧力が関係していることがあります。

仰向けで寝ても肩が痛むのはなぜですか?

仰向けでは、腕の重みによって肩が後ろへ下がり、肩の前側や関節周囲に負担がかかることがあります。

特に肩の動きが悪くなっていたり炎症があったりすると、少し肩が後ろへ下がっただけでも痛みを感じることがあります。

このような場合は、横向きだけでなく仰向けでも肩が落ち着かず、寝る姿勢を変えても痛みを感じることがあります。

寝返りをすると肩が痛むのはなぜですか?

寝返りでは、身体を回すときに肩が押されたり、腕が身体より遅れて動いて肩がひねられたりするためです。

昼間に腕を動かすときとは違い、寝返りでは自分で肩の動きを細かく調整できないため、痛みの出る方向へ急に動いてしまうことがあります。

そのため、寝ている間は痛くなくても、寝返りをした瞬間に肩が痛んで目が覚めることがあります。

腕の置き場所を変えると肩の痛みが楽になるのはなぜですか?

腕の位置によって、肩関節や周囲の筋肉・腱などにかかる負担が変わるためです。

腕を身体の横に置くと痛いのに、少し前へ出したり支えたりすると楽になる場合があります。これは、腕の位置が変わることで肩関節の位置も変わり、痛みのある部分への負担が少なくなるためです。

夜に肩が痛む場合は、寝る向きだけでなく腕をどこに置くと楽なのかも一つの目安になります。

夜に肩が痛むのは五十肩ですか?

夜間の肩の痛みは五十肩でみられる症状の一つですが、夜に痛むからといって、すべてが五十肩とは限りません。

肩の中の筋肉や腱、関節周囲などに炎症がある場合にも、寝ている姿勢や腕の重みなどで痛みが出ることがあります。

五十肩かどうかは夜間痛だけで判断せず、腕がどこまで上がるのか、背中へ手を回せるのか、肩全体の動きが狭くなっていないかなども確認する必要があります。

夜に肩が痛いときは、どのように寝ればよいですか?

痛い肩を強く圧迫したり、肩が後ろへ落ち込んだりしない姿勢を探すことが大切です。

仰向けで痛む場合は、痛い側の腕の下に折ったタオルや薄いクッションなどを入れて、腕の重みを支えると楽になることがあります。

横向きの場合も、痛い腕をそのまま垂らすのではなく、身体の前に置いたクッションなどで腕を支えると肩への負担を減らしやすくなります。

夜間の肩の痛みには、どのような施術をするのですか?

まず、どの姿勢で痛むのか、夜中に何度も目が覚めるのか、昼間にも痛むのか、肩がどこまで動くのかなどを確認します。

夜間痛が強い時期は、肩を無理に動かしたり強く刺激したりすると痛みが増すこともあるため、肩の状態を確認しながら施術の強さや動かす範囲を考えます。

また、肩だけでなく肩甲骨や背中などの動きも確認し、現在の状態に合わせて施術を行います

目次