肩の痛み

肩の痛みは、筋肉だけでなく腱や関節、その周囲の組織などさまざまな部分から起こります。ここでは、肩が痛いときによくある疑問についてお答えします。

肩が痛くなる原因にはどのようなものがありますか?

肩の痛みでは、筋肉や腱の炎症・損傷、滑液包の炎症、関節包の硬さなどのほか、腕を上げたときに肩の中の腱や滑液包などが圧迫されて痛むことがあります。

特に肩甲骨と腕の骨の動きがうまく合わないと、腕を上げる途中で肩の中の組織が圧迫されやすくなります。このような状態はインピンジメントと呼ばれ、肩の痛みでよくみられる仕組みの一つです。

腕を上げる途中だけ肩が痛むことがあるのはなぜですか?

腕を上げる途中で、肩の中にある腱や滑液包などが圧迫されることで痛みが出ることがあります。

肩関節と肩甲骨がうまく連動していれば腕はスムーズに上がりますが、その動きが崩れると肩の中の狭い部分に負担が集中します。そのため、腕を下ろしているときは痛くなくても、ある角度だけ痛むことがあります。

肩の前・横・後ろなど、痛む場所によって違いはありますか?

違いはあります。肩の前側・外側・後ろ側では、その場所にある筋肉や腱、関節など関係する組織が異なります。

ただし、実際に負担がかかっている場所と痛みを感じる場所が一致するとは限りません。そのため、痛む場所だけでなく、どの方向や角度で痛みが出るのかも重要な手がかりになります。

肩を動かしていないのに痛むのはなぜですか?

肩の中で炎症が強くなっていると、動かしていなくても痛みを感じる神経が刺激されやすくなるためです。

この状態では、腕を動かさなくても関節内の圧力や腕の重み、寝ている姿勢などのわずかな刺激でも痛みが出ることがあります。そのため、何もしていないのにズキズキする痛みは、動かしたときだけ痛む状態とは分けて考える必要があります。

肩が痛いときに自分で揉んでも大丈夫ですか?

肩が痛いときは、痛む部分を強く揉まない方がよい場合があります。

筋肉のこりではなく、腱や滑液包などに炎症が起きている場合、強く揉むことでさらに刺激を加えてしまいます。肩こりと肩の痛みは同じとは限らないため、痛い場所を強く揉めばよいとは限りません。

肩の痛みに首や肩甲骨、腕などが関係することはありますか?

あります。肩は肩関節だけで動くのではなく、肩甲骨や鎖骨、背中、腕などが連動して動いています。

特に腕を上げるときには肩関節と肩甲骨が一緒に動くため、肩甲骨の動きが悪くなると肩関節に負担が集中しやすくなります。また、首から出る神経が関係して肩周辺に痛みを感じることもあります。

肩が痛い場合、どのような施術をするのですか?

まず、どこが痛むのかだけでなく、どの方向や角度で痛むのか、肩がどこまで動くのか、肩甲骨が一緒に動いているかなどを確認します。

そのうえで肩だけでなく、肩甲骨や背中、肋骨、鎖骨、腕なども確認し、肩の中の組織に負担が集中しにくい動きをつくるよう、状態に合わせて施術を行います。

肩の痛みは放っておいても大丈夫ですか?

使い過ぎなどによる一時的な痛みであれば、肩を休ませることで落ち着くこともあります。

しかし、同じ動きで何度も痛む、以前より痛みが強くなる、肩が動かしにくくなってきた場合は、炎症や肩の動きの悪さなどが続いている可能性があります。このような場合は放置せず、何が痛みを起こしているのかを調べ、それに合った施術や対応をすることが大切です。

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