むちうち

むちうちは、交通事故などで首に急激な力が加わったあとに、首の痛みや動かしにくさなどが現れることがあります。ここでは、事故後の首についてよくある疑問にお答えします。

むちうちとは、首の中でどのようなことが起きているのですか?

交通事故などの衝撃で頭が大きく揺さぶられ、首の筋肉や靱帯、関節などに急激な負担がかかった状態を一般的にむちうちと呼びます。

外から見ると大きな傷がなくても、首は重い頭を支えているため、急な衝撃によって普段の動きではかからない力を受けます。

そのため、首の痛みだけでなく、動かしにくさや肩まわりの違和感などが出ることもあります。

事故直後は何ともなかったのに、後から首が痛くなることはありますか?

あります。事故直後に痛みが少なくても、数時間後や翌日になって首の痛みや動かしにくさを感じることがあります。

事故直後は緊張していて症状を感じにくかったり、時間がたってから傷めた部分の炎症や筋肉の緊張が強くなったりすることがあるためです。

そのため、事故直後に痛くなかったから大丈夫と決めつけず、後から症状が出た場合は事故との関係も含めて確認することが大切です。

レントゲンで異常なしと言われても、首が痛むことはありますか?

あります。レントゲンは骨折など骨の状態を確認するのには適していますが、首の痛みは骨だけから起こるわけではありません。

事故の衝撃によって筋肉や靱帯、関節などに負担がかかっていると、レントゲンで大きな異常が確認されなくても、動かしたときの痛みや首のこわばりが残ることがあります。

画像で異常がなかったことと、首に何も起きていないことは同じではありません。

むちうちで首が動かしにくくなるのはなぜですか?

傷めた部分を守るために首まわりの筋肉が緊張し、身体が痛む方向への動きを抑えることがあるためです。

例えば、振り向いたときに痛みが出ると、身体はそれ以上動かさないように首の周囲を固めます。その結果、左右を向く、上を向くといった動きがさらにしにくくなることがあります。

単に首が硬くなっただけではなく、痛む場所を守ろうとする身体の反応も関係しています。

むちうちの首は、動かした方がよいですか?

痛みを我慢して無理に動かす必要はありませんが、事故後の状態を確認したうえで、痛みの少ない範囲から動きを戻していくことが大切です。

痛い方向へ何度も強く動かすと、傷めた部分へさらに刺激を加えることがあります。反対に、必要以上に長く首を動かさない状態が続くと、筋肉や関節が硬くなって動かしにくさが残ることもあります。

まず外傷の状態を確認し、その後は症状に合わせて動かせる範囲を少しずつ広げていきます。

むちうちの首を自分で揉んだりストレッチしたりしても大丈夫ですか?

事故後の痛みが強い時期に、自分で首を強く揉んだり無理に伸ばしたりすることは避けた方がよいでしょう。

むちうちは通常の肩こりとは違い、事故の衝撃によって首の組織が傷んでいる可能性があります。そこを強く押したり、痛みを我慢して伸ばしたりすると刺激を増やすことがあります。

首が張っているから強くほぐすのではなく、まずどこを傷めているのかを確認することが大切です。

事故後、いつから施術を受けられますか?

まず医療機関で事故後の状態を確認し、骨折など施術を控える必要がある外傷がないことを確認してからが基本です。

事故では、自分では首だけの痛みと思っていても、強い衝撃が身体に加わっています。特に事故直後の強い痛み、手や腕のしびれや力の入りにくさ、強い頭痛などがある場合は、先に医療機関で確認することが重要です。

そのうえで首の動きや筋肉・関節などに問題が残っている場合は、状態に合わせて施術を考えていきます。

数か月前や数年前のむちうちでも施術を受けられますか?

事故から時間がたっていても、現在残っている首の痛みや動かしにくさについて施術を受けることはできます。

時間がたった症状では、事故直後の傷そのものだけでなく、痛みをかばってきたことで首や背中の動きが硬くなったり、身体の使い方に偏りが残ったりしていることもあります。

そのため、事故当時の状態だけで判断するのではなく、現在どの方向へ動かしにくいのか、どこに負担が残っているのかを確認し、今の身体の状態に合わせて施術を行います。

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